犬と猫の血液型

犬と猫の血液型

犬では国際的に犬赤血球抗原(DEA)による血液型分類が知られています。この中でDEA1.1は抗原性が最も高く、輸血時に特に問題となる為、輸血前の血液型検査ではこのDEA1.1が陽性か陰性かを調べ血液型としています。日本ではDEA1.1陽性の犬は約60〜80%と言われています。
猫はAB式血液型により分類され、A型、B型、AB型の3種類からなります。日本ではA型80〜95%、B型5〜20%、AB型はごく僅かと言われていますが、品種によりかなり差があるようです。
犬猫の血液型は通常の血液検査で調べることは殆どありませんが、輸血を実施する場合は事前に検査を行います。犬猫でも、様々な原因による貧血、救急処置として、手術で大量出血が予測される場合、薬剤の治療効果が出るまでの手段として、輸血を行う事があります。

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