犬の変形性関節症(OA)治療薬「リブレラ」について
リブレラとはどんなお薬?
リブレラは、犬の変形性関節症(OA)による慢性的な痛みを抑えるために開発された注射薬です。
痛みの信号を伝える「NGF(神経成長因子)」という物質の働きをブロックすることで、関節の痛みを和らげます。従来から使われている消炎鎮痛薬(NSAIDs)とは異なる仕組みのお薬で、月に1回の注射で効果が続くのが特徴です。
体内のタンパク質と同じルートで代謝・排泄されるため、肝臓や腎臓、胃腸への負担が少なく、持病があって従来の痛み止めが使えなかったシニア犬にも使いやすいのが特徴です。
どのくらいで効果が出る?
個体差はありますが、多くの場合投与後1〜2週間ほどで痛みの緩和が感じられると報告されています。効果を維持するには、継続して月1回のペースで注射を受ける必要があります。
使用にあたっての注意事項
リブレラは高い効果が期待できるお薬ですが、すべてのワンちゃんにそのまま使用できるわけではありません。
- 必ず獣医師の診察・検査が必要です
歩き方の違和感が「変形性関節症」によるものか、あるいは他の病気(神経の病気など)によるものかを正確に診断する必要があります。血液検査や触診、レントゲン検査などを行い、使用が適しているかを慎重に判断いたします。 - 副作用について
体質によっては、注射した部位の痛みや腫れ、一時的な消化器症状(下痢・嘔吐)、嗜眠(いつもより眠そうにする)などがみられる場合があります。万が一、体調に異変を感じた場合はすぐにご相談ください。
また、漫然とした長期投与は神経や関節に悪影響を与える可能性も報告されているため、獣医師による定期的な状態チェックが必要となります。 - 対象年齢と禁忌
1歳未満の成長期のワンちゃんや、妊娠・授乳中、繁殖予定のワンちゃんには使用できません。
関連リンク:犬の変形性関節炎














